【四日市市】82歳でミシンを始め、大人気のがま口バッグ職人になった四日市在住のおじいちゃんをご存じですか?それはまさに”あめりかんどりーむ”☆
四日市市に、82歳でミシンを始め、がま口バッグ・トートバッグ・布小物やクラフト雑貨を作っているおじいちゃんがいらっしゃるのをご存じですか?そのおじいちゃん=G3(じーさん・84歳)は、G3sewing(じーさんそーいんぐ)というソーイングチームで、奥様のB3(ばーさん・80歳)、娘さんのKikiさんと共に物づくりをされています。こちらはG3とB3。素敵な笑顔です。
現在84歳のG3は、68歳から大腸憩室で大腸を半分切除、大動脈解離、糖尿病と様々な病気と闘ってこられました。その影響で落ち込むこともあり、Kikiさんがいつ訪問してもパジャマ姿でベッドに横たわっていることが多かったといいます。
そんなときに、G3が昔していた電気工事士の魂を少しでも思い出してもらおうと、壊れて捨てようと思っていたミシンの修理をKikiさんがお願いしたことがきっかけとなります。昔の職人魂がよみがえったのか、G3はあっという間にミシンを直してくれたのだそうです。そしてKikiさんは「試しに何か縫ってみたら?」とミシンを置いていくのですが、これがG3とミシンとの出会いとなりました。
聖書カバーを皮切りに、コースター、ポーチ、財布と次々に精力的に制作し、G3はすっかりミシンのとりこに。だんだん腕を上げてトートバッグやがま口バッグも制作するようになりましたが、なかなか売れず…。そんなとき大学生のお孫さんが、その様子を見かねてTwitterのアカウントを作りました。
ついったぁから、注文くれました。お待たせ明日送ります。今の時代はすごいなぁ、驚いた。あと20年若かったらもっと色々できたなぁ。こんな格好ですいません。#がま口 #職人 #ハンドメイド #後期高齢者 #介護されない人生 #元電気工事士 #頑固じじい #モノづくり #ステイホーム #高齢 #ミシン #洋裁 pic.twitter.com/ldg7sotkoU
— G3sewing (@G3sewing) July 28, 2020
このツイートから注文が殺到し、G3は「あめりかんどりーむみたいや!」と嬉しそうに笑ったのだそうです。病気がちで貧しく、職人気質の性格で人とぶつかることが多かったG3が、希望と勇気を発信し始めることになった第一歩が始まりました。その生き方はきっと多くの方に希望を与えていることと思います。
G3sewingのInstagramでは、G3の素敵な作品をたくさん見ることができますよ。
2022年8月8日(月)には、G3sewingの書籍「あちこちガタが来てるけど心は元気!80代で見つけた生きる幸せ」が発売されました。
近鉄百貨店四日市店の書店「丸善」にもG3のコーナーができていました。
大人気となったがま口バッグも置いてありましたが、すごく素敵でほしくなってしまいました!
こんな素敵なおじいちゃんが四日市にいたなんて…!いくつになっても、何かを始めることってできるんだなぁと勇気づけられます。書籍もぜひ読んでみたいですね。これからもお身体に気を付けて、楽しみながら素敵な作品を作り続けていただきたいですね☆
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