【四日市市】8月13日~15日は「とみだの夏祭り」が開催されます!ユネスコ無形文化遺産にも登録された「鳥出神社の鯨船行事」とは?
2024年8月13日(火)~15日(木)は「とみだの夏祭り」が開催されます!13日は「富田の石取祭」、14・15日は「鳥出神社の鯨船(くじらぶね)行事」が行われます。
今回は、8月14日(水)・15日(木)に開催される「鳥出神社の鯨船行事」についてご紹介します!
「鳥出神社の鯨船行事」は富田地区で行われる全国的にも珍しい捕鯨を模した行事で、江戸時代末期から始まったとされています。毎年お盆の8月14日と15日の2日間に富田地区の氏神である鳥出神社を中心に開催されます。
行事は氏子圏の4つの組(北島組・中島組・南島組・古川町)からそれぞれ1艘ずつの豪華な彫刻や幕で飾られた鯨船山車(神社丸・神徳丸・感應丸・権現丸)が出され、これで張りぼての鯨を追いかけ、反撃を受けては再び追い詰めてこれを仕留めるという一連の演技を繰り返し行うものです。
8月14日に町練り、15日には鳥出神社への練り込み(本練り)が行われます。この行事は鯨を大漁や富貴(ふうき)の象徴と見なし、これを仕留める演技を行うことによって豊穣を祈願する行事として民俗学的に注目されています。
「鳥出神社の鯨船行事」は国から重要無形民俗文化財に指定されており、2016年には「山・鉾・屋台行事」の一つとしてユネスコの無形文化遺産に登録されました。
江戸時代末期から続く伝統があり、さらにはユネスコ無形文化遺産にも登録され世界にも誇れる「鳥出神社の鯨船行事」、ぜひ1度見に行ってみてはいかがでしょうか?
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