【四日市市】四日市市の企業が共同開発した「とろみ付き飲料」が選べる自販機とは?!気になるその食感を体験してみました!
近鉄百貨店の1階休憩所にあるこちらの自動販売機、見たことはありますか?
砂糖やミルクの量を選べる自販機はありますが、とろみとは…??調べてみると、この自販機は、四日市市に本社があるニュートリー株式会社と株式会社アペックス(本社:東京)が日本初の新機能”とろみボタン”付き「カップ式自動販売機」を共同開発し、2018年10月から病院への設置を開始したものなのだそうです。設置台数を増やし、病院以外にも設置されているそうですが、まだ珍しい自販機かもしれません。
とろみ付き飲料は、飲み込みが難しい方の誤嚥・窒息を予防する目的で、医療機関や介護保険施設をはじめ、サービス付き高齢者住宅や有料老人ホーム等で提供されています。通常は「とろみ材」を飲料に加え、スプーン等で撹拌し、とろみの程度を調整して作りますが、医療・介護現場での深刻な人手不足を解決するため、この自販機の共同開発に至ったということです。
その食感や喉ごしが気になったので、飲んでみました。コーヒー・ココア・お茶・ジュースなど種類も豊富です。ホットの「濃い抹茶ラテ」に決めました。とろみのイメージ図もありました。3段階あります。今回は中間のとろみを飲んでみることにしました。
とろみを付けるには、まずお金を入れたら1番先に右のほうにあるボタンを押します。その後、とろみの濃度調節ボタンを押します。
普通の飲料よりは少し時間がかかってできあがり。この泡の感じから、とろみが伝わりますでしょうか?
飲んだ感じは、緩めの葛湯といった感じでした。ゆっくり喉に落ちていくので、確かに誤嚥の危険度は減りそうです。ホットの飲料でとろみが付いていて熱くないのか?!と思った方もいらっしゃると思いますが、その点はご安心ください。とろみ付きのホットドリンクは45度で提供のため、やけど等の心配はありません。ほどよい温かさでした♪そしてとろみが付いているので普通の飲料より結構お腹に溜まります。空腹時にもいいかもしれません?!
飲み込みが難しい方たちのために開発されたこちらの自販機、医療や介護の現場について知るきっかけにもなりそうです。気になる方はぜひとろみ付き飲料をお試しくださいね。
自販機が設置されている近鉄百貨店四日市店はこちら↓(シャンデリア広場入り口近くの休憩所です)