2020年8月に号外ネットで、三重大学と菰野町にある企業「バイオコモ株式会社」と米企業（※）が新型コロナウイルスワクチンの国際共同開発を行うことをお伝えしました。鼻から噴霧して接種する形のワクチンです。（※米企業メディシノバ社との共同開発は、2021年3月に終了しています。詳しくはこちら）

【菰野町】菰野町にある企業「バイオコモ株式会社」・三重大学・米企業が新型コロナウイルスワクチンを共同開発することが発表されました。

写真はイメージです

先日報道でもありましたが、開発は進んでいるようです。動物実験においては、1回の経鼻投与で11週間後でも肺における感染性のウイルス量は空ベクター投与群に比べて1億分の1未満に減少し、2回投与では鼻甲介（鼻腔内の軟骨様の骨性構造物）のウイルス量は百万分の1未満に減少していたということです。今回開発のワクチンは、感染自体の防御効果も期待でき、変異型ウイルスに対する複数のワクチン候補も作製中だそうです。

三重大学・バイオコモ株式会社｜経鼻噴霧型新型コロナウイルスワクチンは上・下気道で著効（2021年3月18日）

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このワクチンは、ウイルスの感染経路が主に鼻や喉からであることに着目し、ワクチンを鼻から噴霧して投与することにより感染経路の入口の近い所で感染を防御するという仕組みです。風邪のウイルスを安全に改変したものを使用し、予防接種注射のように痛みもなく、感染部位から全身に、効果的に免疫応答を誘導することが期待できるということです。

三重大学｜野阪教授らの針を使わないワクチン開発が多数の新聞・テレビで報道されました（2021年9月9日）

私たちの暮らす三重県で開発中のワクチン、期待が高まりますね。

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